Boxは、Linux FoundationおよびOpenSSFのコミュニティを基盤とする取り組みの一環として、NVIDIAや業界をリードする多数の企業と共にOpen Secure AI Allianceに参画します。

企業向けAIのセキュリティには、エージェントスタック全体を保護することが不可欠です。Boxは、「エージェントガードレール」「プロンプトインジェクションへの防御」「セキュアなツール利用」「監査可能なAIワークフロー」という4つの重要な領域において、ベストプラクティスの策定に貢献しています。オープンなインフラストラクチャは、信頼できる企業向けAIの基盤です。オープンソースソフトウェアがテクノロジーエコシステム全体を強化したのと同様に、オープンなAIモデル、ハーネス、セキュリティツールは、防御能力の民主化を可能にします。
拡大する攻撃対象領域への対応
Open Secure AI Allianceは、Linux FoundationとOpenSSFコミュニティの主導のもと、AI時代におけるソフトウェアやAIエージェントを保護するためのオープンな技術、手法、ツールの開発と共有に取り組んでいます。創設メンバーは、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティ、エンタープライズソフトウェア、オープンソース財団、AI研究といった分野にわたり、世界で最も重要なテクノロジー組織のいくつかを擁しています。
ITの意思決定者にとって、Open Secure AI Allianceはすでに認識されている課題に対処するものです。それは、企業環境全体でAIエージェントが普及するにつれて、攻撃対象領域が拡大しているという点です。プロンプトインジェクション、承認されていないツールの使用、不透明な意思決定プロセス、監査不可能なワークフローなどは、AIを大規模に導入するあらゆる企業にとって、依然として懸念すべき課題であり続けています。
Open Secure AI Allianceの活動は、「AIエージェントとは、AIモデル、ハーネス、ガードレールから構成される複雑なシステムである」という根本的なインサイトに基づいています。真のAIの安全性とセキュリティは、ID、権限、ハーネス、ガードレール、ログ、評価といったAIエージェントのスタック全体に依存します。オープンなツールやハーネスを活用することで、防御側はこれらの制御機能をより容易に検証、テスト、改善できるようになります。
AIの原動力となるコンテンツの保護
Boxは20年以上にわたり、企業が最も機密性の高いコンテンツを管理、保護、統制するための支援を行ってきました。Boxは、AIの価値はAIが扱うコンテンツの完全性と切り離せないものであると考えています。AIエージェントが、契約書の読み取り、財務記録の分析、顧客データの処理、そして後続のワークフローの実行を行うようになると、セキュリティとガバナンスの重要性は極めて高まります。
Boxは、以下のいくつかの重要な領域において、ベストプラクティスの策定やツールの開発に取り組んでいます。
- エージェントガードレール: 企業内のコンテンツ環境において、AIエージェントがアクセス、変更、実行できる操作の範囲を定義し、制御する仕組みを構築する
- プロンプトインジェクションへの防御: AIの挙動を操作しようとする悪意あるインプットに対し、オープンかつ検証可能な防御策を構築する
- セキュアなツール利用: AIエージェントが企業システムやAPIに対して認証・認可・連携する際の基準を確立する
- 監査可能なAIワークフロー: 企業コンテンツに対するAI主導のあらゆるアクションを記録し、追跡および確認を可能にすることで、コンプライアンスとガバナンスを確保する
これらは、ITやセキュリティのリーダーたちが、企業全体で自信を持ってAIの導入を拡大するために必要な実践的な要件です。
企業が自信を持ってAIを導入・展開できるように支援
Boxのミッションは、規制の厳しい業界やセキュリティを重視する企業が不可欠とするセキュリティ、ガバナンス、コンプライアンス、透明性を維持しつつ、AIを活用して企業コンテンツの価値を最大限に引き出せるよう支援することです。
このBoxのミッションは、Open Secure AI Allianceが目指す方向性と合致しています。セキュアなAIツールや実践手法からなるオープンなエコシステムに貢献することで、Boxは、お客様である企業やより広範な企業コミュニティが、真に信頼できるAIを構築・展開できるよう支援していきます。
Open Secure AI Allianceの主要な主張の一つであり、Boxも支持している考え方に、「Security Through Obscurity(隠ぺいによるセキュリティ」は有効な戦略ではない」というものがあります。オープンソースソフトウェアがテクノロジーエコシステム全体を強化する共通の基盤を築いたのと同様に、オープンなAIモデル、ハーネス、セキュリティツールは、防御機能を民主化し、より多くの企業が自社の業務を支えるAIシステムをテスト、検証、強化できるようにするものです。
企業におけるAIエージェントの普及には、レジリエンスと共有されたセキュリティの両方が求められます。しかし、単に秘密にすることがセキュアにつながると考えるだけでは、そのような未来を確保することはできません。真にセキュアな未来は、厳しい検証に耐えうる堅牢さ、改善を可能にする柔軟性、そして防御に関わるコミュニティ全体を結集できるオープンさを備えたシステムを構築することによってのみ実現されます。
Boxはこの取り組みに尽力しており、お客様、パートナー様、そしてより広範なITコミュニティの皆さまに対して、Open Secure AI Allianceへの参画を呼びかけています。Open Secure AI Allianceは、今後の企業向けAIのセキュリティのあり方を定義するオープンなスタンダードとツールの開発を進めています。
このブログは Box, Inc 公式ブログ(https://blog.box.com/)2025年8月4日付投稿の翻訳です。
原文リンク: https://blog.box.com/box-joins-open-secure-ai-alliance
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