企業の生産性を高めるには、業務の中核を担うプロセスと、非構造化コンテンツの間にあるギャップを埋めることが重要です。
本日、BoxとServiceNowのパートナーシップをさらに前進させ、企業データの真の価値を引き出し、チームの業務に役立てるための強力なアップデートを発表しました。
自動化されたインテリジェンスを求めている場合でも、より強固なデータガバナンスを目指している場合でも、今回の新たな連携により、ServiceNowエコシステム全体でBoxが信頼できるコンテンツレイヤとして機能します。
ユタ州立大学が実践するコンテンツインテリジェンス
Boxのインテリジェントコンテンツ機能とServiceNowの堅牢な業務プラットフォームを組み合わせることで、大きな効果が生まれています。
Boxのお客様であるユタ州立大学(USU)は、州内の数十のキャンパスにまたがる財務関連文書と承認ワークフローを調整するという大きな課題に直面していました。Boxをファイル保存の「唯一の情報源(Sole Source)」として確立し、ServiceNowと直接連携することで、ユタ州立大学は相互補完性の高いテクノロジースタックを構築しました。
USUでエンタープライズテクノロジー担当ディレクターを務めるチャンドラー・ハンセン(Chandler Hansen)氏は、この仕組みを「よく整備された機械のようにスムーズに動作する」と説明しています。
ファイル、ドキュメント、共同作業用の資料といった非構造化コンテンツは、2つのプラットフォーム間をシームレスに行き来します。ServiceNowでプロセスを開始し、ファイル処理のためにBoxへ移行した後、情報を付加してServiceNowへ戻す、円滑なワークフローが実現しています。
USUは現在、ServiceNowのWorkflow Data Fabricを通じてこの構成をさらに拡張しています。External Content ConnectorsとIntegration Hub Spokesを介してBoxのコンテンツをワークフローに直接接続することで、データを移動・複製することなく、Boxの非構造化コンテンツをNow Platform全体から利用できるようにしています。今後、USUはBoxを使ってドキュメントから重要なメタデータを抽出し、構造化された情報をAPI経由でServiceNowへ直接転送する方法を検討しています。これにより、非構造化コンテンツと、それに依存する業務プロセスの間にある隔たりを解消できます。
こうしたシームレスな連携をより多くの組織が構築できるように、Boxは統合エコシステム全体にわたる新しい機能を導入します。
ServiceNow MCPレジストリ

企業が自律型AIエージェントを大規模に導入する中、数多くの外部サービスを監視・管理することは、ガバナンス上の大きな空白を生みかねません。この課題に対応するために、ServiceNowは今年初めにプライベートなエンタープライズMCPレジストリを開始し、Boxは初期ローンチパートナーとして参画しています。
ServiceNow AI Control Towerによって管理される、承認済みMCPサーバーの信頼できる社内カタログとして機能するこのレジストリにより、AIエージェントは、事前に審査された安全なツールとデータ環境だけを検出して、接続できるようになります。
Box MCPサーバーがServiceNowレジストリで近日中に利用可能になることで、企業の開発者は、ServiceNow AI Agent Studioで構築したカスタムエージェントをBoxコンテンツに安全に接続できます。この統合アーキテクチャにより、BoxのコンテンツをServiceNowのAIワークフローへ安全に組み込むことができ、AIが生成するインサイトが厳格なエンタープライズグレードのセキュリティとガバナンスを常に遵守するという安心感をお客様に提供します。
Box AIエージェントの分類ラベル
ServiceNow Now Assist内のBoxデータ抽出エージェントとBoxコンテンツインサイトエージェントを初めて紹介したとき、自然言語によって企業ファイルを操作する方法が大きく変わりました。今回、こうしたコンテンツ操作に高度な安全対策を重ね、ネイティブな分類ラベル検出機能を追加します。
Box AIエージェントを使えば、Now Assistに指示してレポートを統合したり、法務条項を分析したり、複数のドキュメントから業務上の重要なマイルストーンを同時に抽出したりできます。さらに、処理の前に、Boxのセキュリティラベルや分類ラベル(「機密」「社内限り」「関係者限り」など)を読み取り、認識できるようになります。ユーザーが機密性の高いファイルからデータを抽出したり、要約したりするようNow Assistに依頼すると、Box AIエージェントは制限を即座に検出し、ファイルの機密性の状態を確認したうえで、処理を停止し、続行するかどうかを確認します。このコンプライアンスチェックにより、自律型AIワークフローは、組織に既存の倫理的な情報遮断やデータ保護ポリシーを厳格に尊重します。
Box Spokeのアップデート
ローコードによる自動化と業務効率化を活用する部署にとって、ServiceNow Integration HubのBox Spokeは、エコシステム内で広く利用されているSpokeの1つです。今回、日常の業務オペレーションに、より高度なAI機能と豊富なコラボレーションレイアウトをもたらすため、主要機能を拡張しました。
Box Spokeをアップグレードして、カスタムコードや手動スクリプトを必要とせず、ワークフロービルダからBox AIとBox Hubsの機能をネイティブに展開できるようにしました。管理者は、ServiceNowのプロセスを通じてファイルがアップロードされた瞬間に、自動化されたBox AIアクション(リスク評価の即時実行や構造化データフィールドの整形など)をトリガーできるようになります。
BoxがServiceNow Knowledge Centerに参加
信頼性の高い社内ナレッジベースを構築するには、複数のシステムに分散したコンテンツを手作業で収集・整理・検証する必要があり、数週間かかることもあります。ServiceNowのKnowledge CenterとBoxを完全に統合することで、既存のコンテンツをより短時間で信頼できるナレッジへと変換できます。この統合により、複数のデータサイロに保存された情報を一元化して、高品質なナレッジ記事、FAQ、サポートドキュメントを簡単に作成できるようになります。
コンテンツリポジトリとしてBoxを利用することで、ServiceNowのNow Assistは、既存の製品ドキュメント、標準業務手順書、社内ポリシーを安全に読み取り、分析して、実用的で構造化されたServiceNowのナレッジ記事へ直接変換できます。その結果、常に最新の状態に保たれる信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth)が実現し、手作業を削減するとともに、サポートチームが正確な回答をより迅速に見つけられるようになります。
企業の隅々にまで力を
ITサービスデスクにおける根本原因分析の効率化から、調達部門で発生する複雑なドキュメントレビューの管理まで、BoxとServiceNowの統合エコシステムは、デジタル資産を保護しながら、手作業による負担を取り除きます。BoxのインテリジェントコンテンツレイヤとServiceNowのプロセスとの連携をさらに深めることで、安全な自動化インテリジェンスを大規模に活用する方法を大きく変革します。
主要なワークスペースに、安全で自律型のコンテンツインテリジェンスを導入しませんか。連携機能の詳細を確認して、アップデートされたServiceNow StoreのBox AIエージェントをぜひ今すぐ導入しましょう。
関連コンテンツ
このブログは Box, Inc 公式ブログ(https://blog.box.com/)2025年8月6日付投稿の翻訳です。
著者: Sally Li, Senior Product Marketing Manager at Box
原文リンク: https://blog.box.com/unlocking-autonomous-ai-and-content-intelligence-box-and-servicenow-deepen-partnership
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