*本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で現地時間2026年11月5日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
プレスリリース
報道関係各位
2026年11月6日
株式会社Box Japan
Box、NVIDIAとの協業を拡大し企業向けAIの信頼できるコンテンツレイヤーを提供
NVIDIA Nemotronを活用し、企業コンテンツから高精度かつコスト効率に優れた回答を実現する「Box Context Retrieval」を発表
NVIDIAの最先端オープンウェイトモデルとセキュアなランタイムソフトウェアにより、さらなるAIの選択肢拡充と導入・保護・拡張の柔軟性を向上
インテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーであるBox, Inc.(NYSE:BOX)は本日、サンフランシスコで開催されるBoxWorks 2026で、NVIDIAとの協業を拡大し、組織がAIを活用したワークフローを大規模かつ安全に実行できるよう支援することを発表しました。Boxは、NVIDIA Nemotronモデルを活用した新たなエンジン「Box Context Retrieval」を導入するとともに、NVIDIA Nemotronの最先端オープンウェイトモデル群をBox AIに追加しました。Boxは同イベントで、企業向けの安全なAIイノベーションの次なる展開を紹介しました。
Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)は、次のように述べています。
「企業向けAIがその可能性を最大限に発揮するには、モデルやエージェントが、その企業ならではのコンテキストに安全にアクセスできることが重要です。NVIDIAとの協業により、企業コンテンツのための新たなインテリジェンスレイヤーを構築し、お客様がビジネスを支えるコンテンツをAIの回答の根拠として、より迅速かつ正確に活用できるようにします。オープンウェイトAIは、クローズドモデルを補完し、業界全体のイノベーションと幅広い導入を促進するうえで、私たちのビジョンに欠かせない要素です。これらの機能により、企業はBoxの信頼性の高いセキュリティを維持しながら、AIワークフローの構築方法をより柔軟に選択できます。」
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン・フアン (Jensen Huang)氏 は、次のように述べています。
「AIエージェントに必要なのは、知能だけではありません。有用な業務を行うには、企業の知識やコンテキストも必要です。BoxとNVIDIAは、高速かつ正確な情報の取得を実現するNemotronオープンモデルとエージェントを安全に実行するためのOpenShellを通じて、エージェントを企業のナレッジにつなげます。企業のビジネスを理解し、ナレッジを具体的なアクションにつなげるエージェントの基盤を提供します。」
企業向けAIの新たなエンジン「Box Context Retrieval」を発表
エージェントは日常的なワークフローに組み込まれつつありますが、その価値は、企業ごとの業務の進め方を形づくる固有のコンテキストにアクセスできるかどうかに左右されます。こうしたコンテキストは、企業コンテンツ内にある契約書、ポリシー、顧客とのやり取りの履歴、組織に蓄積されたナレッジなどのファイルから得られます。Boxは、エージェントが効果的に業務を行うために必要な正確な情報を提供できるよう、NVIDIA Nemotron Retrieverを活用した高度なエンジン「Box Context Retrieval」を導入します。NVIDIA Nemotron Retrieverは、企業データをエージェントが推論に活用できる構造化されたナレッジレイヤーに変換するオープンモデル群です。
NVIDIA Nemotron Retrieverの埋め込みモデルを活用するBox Context Retrievalは、数百万に及ぶファイルから、権限を考慮した関連情報をエージェントがより正確かつ効率的に取得できるようにします。対象には、スキャン文書、画像、音声、動画など、これまでAIによる解釈が難しかったコンテンツも含まれます。お客様は、検索精度(Recall@5)を20%向上させ、トークン使用量を90%削減し、質問応答の速度を4倍に高められる可能性があります。これにより、信頼できる企業ナレッジへのアクセスと生産性の向上を支援します。
これらの新機能により、お客様は次のことが可能になります。
- 権限を考慮した情報の取得により信頼できる回答を得る:ユーザーがアクセスを許可されているコンテンツのみから関連情報をAIエージェントに提供し、企業固有のナレッジに基づく正確な回答を可能にします。
- 関連情報により効率的にアクセスする:インデックス作成を大幅に高速化し、レイテンシー(遅延)を低減することで、新規および更新されたBoxコンテンツをリアルタイムでAIエージェントが利用できるようにします。
- 企業コンテンツのより広い範囲から適切な情報を見つける:マルチモーダルインデックスにより、スキャン文書、画像、音声、動画を検索可能にします。また、ハイブリッド検索では、正確なキーワード照合と意味・コンテキストの理解を組み合わせるため、検索語句を正確に把握していない場合でも情報を見つけられます。
NVIDIAのオープンウェイトモデルをBoxに導入
この度の協業により、NVIDIA Nemotron 3 Ultraを含む、NVIDIAの最先端オープンウェイトモデル群もBoxに導入されます。Boxのマルチモデルアプローチにより、お客様は性能、コスト、制御性に基づいて、それぞれのタスクに最適なモデルを柔軟に選択できます。NVIDIAのオープンモデルを利用することで、Boxのお客様は、専門的で大量処理が必要なワークロードにおいて、より高いコスト効率で最先端のインテリジェンスを利用できます。同時に、透明性を確保し、コンテンツをBox内で安全に管理できます。
BoxでNVIDIAのオープンウェイトモデルと埋め込みモデルを活用することで、次のようなことが可能になります。
- 金融アナリスト:ローン申請について質問し、自身にアクセス権限のあるコンテンツだけに基づく回答を得ることで、顧客の機密情報の保護に役立てられます。
- 法務担当者:正確なキーワード検索と幅広い法律概念の理解を組み合わせることで、異なる用語が使われている場合でも、契約書や案件ファイルから関連する条項や先例を見つけられます。
- 臨床研究者:新たに追加または更新されたポリシー、診療プロトコル、研究情報にリアルタイムでアクセスし、Box内で利用可能な最新情報をもとに業務を進められます。
- 保険監査担当者:スキャンされた書式、物件画像、録音された申立て、動画証拠など、保険金請求に関する一連の資料を分析し、すべての非構造化情報をAIエージェントが利用できるようにします。
- 大学の管理者:Box内でNVIDIAのオープンウェイトモデルを利用して、大学のポリシー、研究資料、学生サービス関連文書、その他の学内コンテンツを横断して質問したり、情報を抽出したり、複数段階の調査ワークフローを実行したりできます。
エージェント実行のセキュリティ確保
「Open Secure AI Alliance」のメンバーであるBoxとNVIDIAは、企業がエージェントをより適切に制御しながら導入できるよう、AIの安全性向上に向けて協力しています。これにより、エージェントによるコンテンツへのアクセス、ツールの利用、タスクの実行を、より細かく管理できるよう支援します。この協業では、Box Mountを通じて提供されるBoxのエンタープライズコンテンツ向けセキュリティおよびガバナンス機能と、NVIDIA OpenShellのセキュアなランタイム、ポリシー適用、監視機能を組み合わせ、Boxプラットフォーム上でより安全なエージェントワークフローの実現を目指します。
提供形態
Box Context Retrievalエンジンは、2027年初めにEnterprise Advancedをご利用のお客様向けに一般提供を開始する予定です。NVIDIA Nemotronモデルは、まずNemotron 3 Ultraから、Enterprise Advancedをご利用のお客様向けにBox AIで提供を開始しています。
詳細はBoxのブログ記事をご覧ください。
Boxについて
Box (NYSE: BOX)はインテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーです。Boxのプラットフォームは、企業のコラボレーション促進や、コンテンツのライフサイクル全体の管理、重要なコンテンツの保護、そしてエンタープライズAIによるビジネスワークフローの変革を実現することを目指しています。2005年に米国で設立され、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約23,000社および日経225の86%の企業の業務効率化を支援しています。
Boxは、カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。また、Box.orgでは、非営利団体のミッション実現を支援するために多様な活動を行っています。
株式会社 Box Japan は2013年に設立された日本法人です。日本国内の情報については、下記のBox Japan公式サイトで随時更新しています。
https://japan.box.com/
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広報担当:佐保
E-mail: press@box.com