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Box Agent in Appsのご紹介: ワークフロー全体でディープエージェント機能を実現

 公開日:2026.09.07  Box Japan

あらゆる部門の業務は、コンテンツを基盤に成り立っています。法務部門は契約書を管理し、人事部門は従業員記録を扱い、マーケティング部門はクリエイティブアセットを整理しています。しかし、各部門の業務そのものはドキュメントの中で進める必要がある一方で、ドキュメントを管理するプロセスは、多くの場合さまざまな場所に分散しています。

情報はスプレッドシートにコピーされ、進捗状況はSlackに記録され、承認はメールで行われます。従業員は、ドキュメントを1つの工程から次の工程へ進めるだけのために、ファイルストレージ、ワークフローツール、データベース、カスタムアプリを行き来しています。こうした外部アプリにまたがって業務を管理すると、ワークフローはすぐに非効率になり、管理も難しくなります。

Box Appsは、この課題を解決するために開発されました。カスタムソフトウェアを構築したり、複数のプラットフォームをつなぎ合わせたりする代わりに、業務ですでに利用しているコンテンツを中心に、用途に特化したアプリケーションを直接作成できます。契約書や請求書から、ベンダーや従業員のオンボーディングまで、すべてを1つのエクスペリエンスで管理できます。そして今回、Box Agentにより、Box Apps内のコンテンツ全体を対象としたディープエージェント分析が可能になります。

主なポイント

  • Box Agent in Appsは、自律型推論AIエージェントです。複雑な目標をサブタスクに分解し、コンテンツを検索して複数の情報源を横断的に推論し、ファイルを開くことなく回答を提示します
  • 新しいツールやデータ移動を必要とせず、Boxのエンタープライズグレードの権限モデルのもとでコンテンツをセキュアに保ちながら、Box内だけで高度な複数ドキュメント分析を実行できます
  • 静的なドキュメントを、能動的に活用できるデータのような資産へと変えることで、Box Agent in Appsはワークフローをインテリジェントアプリケーションへと変革します

Box Agent in Appsのご紹介

本日、Box Agent in Appsを発表します。これはBoxのエクスペリエンスに直接組み込まれたディープエージェント機能で、単一の検索や自動化ルールでは対応できないほど複雑で、多層的かつドキュメント集約型の業務を処理します。

Box Agentは、チャットボットでも検索バーでもありません。複数ステップで自律的に推論するAIエージェントで、目標をサブタスクに分解し、コンテンツ全体を検索し、ドキュメントを読み、重要な情報を抽出し、複数の情報源を横断して推論し、ファイルを1つも開くことなく、高品質で追跡可能な回答を提示します。

Box Appsで作業中に、数十ものドキュメントにまたがるタスクや、相互参照が必要なタスクに直面したときには、Box Agentが対応できます。人が何時間もかけてコンテンツを精査する代わりに、AIが調査を行い、回答を提示します。

これこそが、業務を保存するだけのコンテンツプラットフォームと、業務を積極的に支援し、拡張するプラットフォームの違いです。

法務のシナリオ: 新しい法律と既存の契約書

法務・コンプライアンス部門で起こり得るシナリオを考えてみましょう。従業員福利厚生の管理に関するデータ共有ルールを変更する新しい法律が成立しました。この新しい規制が、自社の福利厚生サービス提供会社との契約に影響する可能性があると考えています。

福利厚生サービス提供会社との契約書は、ほかの多数のベンダー契約書、サービス契約書、コンプライアンス文書と一緒にBox内のどこかに保存されています。契約書が存在することはわかっていますが、データ共有について具体的に何が記載されているのか、また更新が必要なのかは明確ではありません。

この問いに手作業で答えるには、対象のドキュメントを探し出し、難解な法的文言を読み込み、契約書内の特定の条項が新しい法律の影響を受けるかどうかを判断する必要があります。さらに、法務担当者が同様のリスクがないかほかのベンダー契約書も確認する必要があれば、このプロセスは一気に増大します。1つのコンプライアンス上の問いが数日分の作業となり、見落としが生じる現実的なリスクもあります。

Box Agent in Appsでは、次のように処理できます。

  1. ステップ1 — タスクを説明する: Box Apps内で、状況の詳細と新しい法律の条文をBox Agentにプロンプトとして入力します: 「[法律名]が成立し、従業員福利厚生の管理に影響します。[法律の条文]。当社の福利厚生サービス提供会社との契約書を見つけ、法令遵守のために契約変更を検討すべきか教えてください」
  2. ステップ2 — Box Agentが目標を理解する: AIエージェントは、キーワードだけでなくリクエストの意図を解釈します。どのようなタスクなのか(特定ベンダー契約書を対象とするコンプライアンスレビュー)、何の情報が必要なのか(データ共有、データ取り扱い義務、従業員福利厚生に関連する契約条項)、そしてワークフローにどう取り組むべきかを判断します。
  3. ステップ3 — Box Agentがコンテンツを検索して読む: 福利厚生サービス提供会社との契約書をBox App内のコンテンツから検索し、ドキュメントを取得して読み込みます。そして、データ共有、データ取り扱い義務、コンプライアンス要件に関連する具体的な条項を抽出します。ほかのベンダー契約書にも類似した文言がある場合は、それも提示し、見落としを防ぎます。
  4. ステップ4 — 契約書と新しい法律を横断して推論する: Box Agentは契約書を要約するだけではありません。新しい規制の要件を基準として、契約書の具体的な文言を照らし合わせます。新しい要件と矛盾する条項、関連する義務について記載がない条項、すでに準拠している部分を特定します。
  5. ステップ5 — 明確で実行可能な回答を得る: アウトプットは構造化された要約です。更新が必要な福利厚生サービス提供会社との契約条項、問題のある文言、そして現状のままで問題ない条項が示されます。さらに「根拠」として、元のドキュメントへの直接リンクも提示されるため、法務担当者はすべての分析結果を検証できます。

手作業なら何時間もかかっていた契約レビューが、数分で完了します。しかも、契約書が保存されているBox内ですべてが行われるため、Box環境の外へデータを移動する必要がなく、新しいツールを設定する必要もありません。

Box Agent in Appsが大きな変化をもたらす理由

Box Appsはこれまでも、コンテンツを表示、管理、整理する場所でした。Box Agentにより、複雑な業務を迅速に完了する場所へと進化します。

1か所で作業を続けられますBox AgentはBox Appsのエクスペリエンスに組み込まれています。別のツールでも、異なるインターフェースでもありません。コンテンツを表示、管理、共同作業するのと同じ環境で、高度な複数ドキュメント分析を実行できるようになります。

コンテンツはすでにそこにありますファイルをアップロードしたり、新しいシステムを設定したり、AIツールにデータの場所を指定したりする必要はありません。Box Agentは、Boxにすでにあるコンテンツを対象に動作します。

検索結果だけでなく、回答を得られます通常の検索では、自分で読まなければならないファイルの一覧が表示されます。Box Agentは、情報を統合した追跡可能な回答を提示し、元のドキュメントもリンクするため、すべての分析結果を検証できます。

制御を維持できますBox Agentが動作している間、どのファイルにアクセスしているか、何を探しているか、プロセスのどの段階にいるかを、わかりやすい言葉で確認できます。透明性が標準で組み込まれています。

セキュリティモデルは変わりませんBox Agentは、Boxのエンタープライズグレードのインフラストラクチャ内で完全に動作します。アクセスできるのは、ユーザーに閲覧権限があるコンテンツだけです。ガバナンスポリシー、ロールベースのアクセス制御、コンプライアンス設定は、既存のコンテンツに自動的に適用されます。設定すべき新しいツールも、環境外へ移動するデータも、管理すべき新たなセキュリティ境界もありません。

インテリジェントコンテンツ管理の次なる進化

長年にわたり、企業のコンテンツ管理はファイルの保存に重点をが置かれてきました。Box Appsは、コンテンツをインテリジェントなビジネスアプリケーションへと変えることで、その考え方を変えました。Box Automateはさらに進み、コンテンツを中心とするワークフローを自動化しました。Box Automateを使えば、コンテンツが整理されるだけでなく、自動的に次の工程へ進みます。手作業を介さずにタスクをルーティングし、メタデータを抽出し、次のステップを開始できます。

Box Agentは、その次のステップです。Box Agent in Appsにより、ドキュメントはデータのように扱えるようになります。ドキュメントを自動化されたワークフローに組み込めるようになり、ワークフローは、これまで不可能だった深さと規模で、推論、調査、回答の提示まで行えるインテリジェントアプリケーションへと進化します。

最良のビジネスアプリケーションは、管理対象となる新たなシステムではありません。すでに自社のコンテンツを中心に構築されているアプリケーションです。

はじめましょう

Box Agent in Appsは現在ご利用いただけます。Box Agentを有効化する方法については、Boxの担当営業にお問い合わせください。また、より広いコミュニティと交流するには、AI Content Workflowsユーザーグループにご参加ください。

関連コンテンツ

このブログは、Box, Inc. 公式ブログ(https://blog.box.com/)2026年9月3日付投稿の翻訳です。
著者: Scott Sugimoto, Staff Product Marketing Manager at Box
原文: https://blog.box.com/introducing-box-agent-apps-deep-agent-capability-across-your-workflows
わかる!エージェント型ワークフローで業務を自動化する方法

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